大きな黒板を綺麗にするために先人が開発した道具、黒板消し。
テレビやパソコン、iPad などのディスプレイモニターを綺麗にするために、現代の生活に蘇りました。職人の手作りによる無垢の木のあたたかい手触りと汚れを簡単に取る事が可能な超極細繊維(マイクロファイバー)によりいつも側に置いておいて、こまめに画面を綺麗にしたくなるような気持ちのよい使い心地を実現しました。
size : W52×D126×H29
material : 木 ( ブナ or ウォルナット ) , ポリエステル
iPad が普及してからというもの、様々なものがタッチで操作できるようになりました。
そうすると気になるのが画面の汚れ、触るたびにサっと拭けるクリーナーが欲しくなります。でも今までのクリーナーは、あくまで携帯電話やデジカメなどの小さな画面を拭く為に作られたものばかり。小さくて繊細な布では大きな画面を拭くのに手間取って仕方が無いので、もっと気軽にもっと楽しく拭く事はできないか。そう考え辿り着いたのは、はるかな昔から沢山の大きな平面を拭いてきた「黒板消し」の形でした。
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優しい弾力性を持つスポンジが拭くときの力をほどよく分散するため、加減を気にせずにグイグイと拭く事ができます。また、画面を拭くために開発された専用の超極細繊維(マイクロファイバー)を採用することで、スムーズな拭き心地で、何度も往復させる必要がありません。また、水洗いも可能なので、何度も使ううちに溜まってしまった油分も中性洗剤を少しふくませれば洗い流すことができます。※洗ったあとは、風通しの良い日の当たらない場所でよく乾燥させてください。
一般的な布タイプのクリーナーでは、大型テレビなどの画面と額縁の境目にたまるホコリは、とても拭きにくいものでした。TENTのDisplay Cleanerは、大きなスポンジを内包することで、立体的な「角」の形状を持つため、この「角」部分を使うことで、画面と額縁の境目など、細かな部分のホコリまで綺麗に拭きとることができます。
日常的に手に取りやすい場所に置いてもらえてこそ、Display Cleaner は真価を発揮します。そのためリビングでも馴染む存在感を実現するために、持ち手には良質なウォルナットとブナの2種類を用意しました。また、木材の加工は静岡の家具工房FACTORY DEN の神野さんの手によって1つ1つ行われているため、木工家具の机や椅子の側に置いても全く見劣りのしない高い品質を実現しています。その美しい仕上げと手触りの優しさを、ぜひ実物でご確認ください。
※このインタビューは2013年4月に行われたものです。
TENT 青木 治田 今日はよろしくお願いします。
color シラスさん よろしくお願いします。
ーDIsplay Cleanerを買おうと思った理由ってなんですか?
シラスさん まず、モノとしてかわいいっていうのはあったんですけど、このプロダクトと、使う行為とがあまりにもピッタリで、自然な発想だなあと思って。「画面を拭く、だから、黒板消し」ああなるほどねと。それがあまりにもスンナリ入ってきたんですよね。あとは、普段から画面が汚れてて気になっていたというのも実際にあって。画面を拭くものも色々探してたんだけど、イマイチなものしかないんですよね。クリーナースプレーとかも買って試してた事があるんだけど、な〜んか綺麗にならない。拭き残しとかあって。
color / カラー
シラスノリユキ、シラスアキコ、サトウトオルからなるクリエイティブユニット。使うひとが商品に合わせるのではなく、商品が自然に使う人の生活の一部になり、それを使うことでちょっと幸せな気持ちになれるようなモノ作りを行っています。
http://www.color-81.com/
conofのシュレッダー
カラーさんの初期の代表作。プロダクトだけでなく、conofというブランドを立ち上げ、複数の製品を発売した。写真のシュレッダーは、ヨーロッパのiFデザイン賞とred dot賞を受賞した。
青木 ちょうど探していた時だったんですね。
シラスさん そう、そんな時に、展示会のTENTのブースでこれを見つけて。TENTの他のプロダクトも、もちろんいいなと思ってるんですけど、 これはあまりにもスンナリと、だよねーなるほど、欲しいなあって。展示会でみるたびに気になってたんですよね。で、これ買って届いたときに、facebookに写真上げたらすごく反応があって。これはまるで広報活動じゃんと(笑)
治田 いわゆるステルスマーケティングですね(笑)
シラスさん そうそう!いや、でもこれ本当に良いですよ。オススメです!
治田 ありがとうございます。
ー実際に使ってみてどうですか?
シラスさん すっごい綺麗になりますよ!でもホコリが本当によく取れるからこそ、拭いた後に布についたホコリをどうしようかって思います。今はこう、ちょうど黒板消しの粉を落とすときみたいに、パタパタってやってます。
治田 僕が家で使っているときは、粘着性のクリーナーなんかでコロコロしてとってます。
シラスさん そうか、なるほどねー。あとは、置いておく時の事なんだけど。布を上側にして置くとなんか汚れそうだし、布を下側にして置くと布が机についちゃってなんかなあと思うので僕は最初についてきたパッケージに、スッと入れてます。それで、次に使う時にスリーブから取り出したら、スリーブの内側が凸凹になってるので、ここでホコリがとれてたんですよ!あ、これちょうどいいじゃんと。それからはもう、毎回パッケージにスッと入れた状態で机の上に置いてます。
青木 なるほど、パッケージに戻して置いておくっていうのは考えもしませんでした。
シラスさん みんなパッケージ捨てないで、同じように使ってるんじゃないですか?
青木 これは色々な人にどう使っているか聞いてみないといけないですね。
治田 レコードのクリーナーなんかも、確かにプラスチックのケースとかついてましたもんね。
青木 すごい高級な専用台とか作りますか(笑)?
治田 そこに置くと、完全な木の塊に見えるみたいなね(笑)。でもパッケージにもうちょっと耐久性をもたせて、ケースにするっていうのはいいかもしれないですね。
シラスさん いや、でも今くらいのパッケージがちょうど良いかもしれないですけどね。箱とかに入っていると使う時に面倒臭い。スッと入れられるスリーブ状だから取り出しやすいし、内側の凸凹のおかげでホコリも取れるし。今のパッケージはそれはそれとして、Web限定なんかで別バージョンで置いておきたくなるような綺麗なグラフィックのパッケージがあってもいいかも。
青木 あ、それいいですね!
治田 これは良いアイデア頂いちゃいました(笑)ブラッシュアップ時にはぜひやりたいな〜
青木 ありがとうございます。実現したときには、お饅頭とか送りますね(笑)
シラスさん いやいや、完成したときにはぜひ欲しいなあ。そのパッケージ。
治田 青木 もちろん、喜んでお渡ししますとも!今日は本当にありがとうございました。
シラスさん ありがとうございました。
(2013年4月 colorオフィスにて)
※このインタビューは2013年4月に行われたものです。
TENT治田 今日はよろしくお願いします。
ULYSSES魚住さん よろしくお願いします。
ー購入のきっかけは何ですか?
魚住さん 私はずっとディスプレイの前に座っている人間なので、夕陽でキラキラーっと、うっすらとホコリがついたディスプレイが見える度に、ああ嫌だなと思っていたんです。でも面倒臭いから手で拭いたりして。ずっと気になっていた問題でした。でもなぜか画面の表面のホコリを拭き取る物として世の中で売られている物ってペラっとしたクリーニングクロスばっかりだったんですよね。それでこのDisplay Cleanerはゴロンとしたソリッドな塊じゃないですか。こんな塊でモノを拭くっていう発想が、不思議と出なかったんですよね。それで見た瞬間に「あ、俺が欲しかったのコレだ」って思ったんですよ。それからずっと待っていて。発売してすぐに2個買って1個はうちの嫁さんが使ってますけど。「これ使いやすいね」って言ってますよ。
治田 ありがとうございます。
ULYSYS / ユリシーズ
革や帆布など、ナチュラルな素材を使ったカメラ関連グッズを開発、販売しているブランド。革のケースやストラップは、使う程に風合いが増し、五感に訴えかけ、無機質なデジタルカメラに温もりを与える。大量消費社会で忘れかけている「モノに愛着を持って長く大事に使う気持ち」を思い出させてくれる商品を数多く作り出している。
ulysses.jp
ULYSEESの本革ボディスーツ
魚住さんと初めて会った時に見せられ、青木が仰天した商品。SONYのNEXの無機質なデジタル製品的イメージが、一転して味わいのある佇まいへと様変わりしている。これぞULYSEESの真骨頂。
魚住さん 見ていると意図が伝わってくるんです。例えばこのエッジーなところ。ほとんどのディスプレイって、画面がフチから一段落ちているじゃないですか。そこが、スポンジのエッジが立っていることで綺麗に拭けるんですよね。これが、エッジがもう少し丸いと、端っこを微妙に拭き残しちゃうんですよ。ホコリを寄せただけになっちゃうんです。だからこのエッジが良いんですよね。この布の素材も、考えてこれにされてるんですよね。
治田 マイクロファイバーにも色んな種類があるんですが中でも一番良いものを使っています。やはり拭き取り加減が生地によって全然違うんです。最初はもう少し安い生地を検討していたんですけど比べると明らかに今使っている生地の方が良くて。
スポンジのエッジ
スポンジを包むマイクロファイバーは、角がキッチリと出るように、一点一点静岡の工場で縫製を行っている。フチが丸くなるだけで拭き取り能力が落ちてしまうため、縫製の調整を何度も行っている。
魚住さん 木はどこで作っているんですか。
青木 静岡のFACTORY DENというところです。
魚住さん 仕上げがめちゃ綺麗ですよね。びっくりするぐらいエッジも綺麗に出ていて。あと、全体の大きさもまた良いですよね。
青木 実はピッタリ黒板消しのサイズなんですよ。
治田 基本的には黒板消しのサイズは拭く為に洗練されたサイズ感だと思うので、そこから来てますね。最初は本当の黒板消しみたいに鋲で留めようとかベルトつけようとか色々試したんですけど、最終的に削っていって極力シンプルにした形、シンプルな木の板に落ち着きました。
青木 意外とこれだけ省いても、みなさん一目見て「あ、黒板消しだ」って思うんですよね。
魚住さん たぶん原風景として脳内に刷り込まれちゃっているんでしょうね。
ー使ってみて気になる部分や改善してほしい点はありますか?
魚住さん DJをやっている人にこれを見せて「いいね!」って事になったんですけど、彼にしばらく使わせたら「ホコリどうやって取るんですかね」っていう話になったんですよ。DJってレコードが最高の財産じゃないですか。だからレコードをしょっちゅうクリーニングしてる。ターンテーブルで回しながらスーッとあててホコリを取るレコードクリーナは、DJで常備していない人がいないらしいんです。それで、レコードクリーナーの台に相当するものが欲しいと。なぜかと言えば、この台にはブラシが付いていて、シュっと当てればクリーナーについていた汚れも綺麗にとれるそうなんです。ただ僕は、ブラシみたいな長いものだとちょっと本体のコンセプトに合わないと思うので、トレイの一番端にエチケットブラシみたいなものがちょっとあって。ザーっと引っ張るだけでホコリが取れると。そういうトレイがあったらもう最高ですよね。
治田 なるほどなー、それは面白いですね。
魚住さん おそらく、これを買いたいって思う人はかなりクリーンで几帳面な方だと思うんですよ。だからそのDJのように使った後のホコリが気になる人は多いと思うんです。ただ、台が必要だって言う人と必要じゃないって言う人がいると思うんですよ。だから、必要な人は専用のトレイをセットで買ってください。これ単体でいいよって人は単体で買ってください、という選択肢がちょっとあるといいのかなと思いました。
治田 青木 なるほど、それは検討してみます。今日はありがとうございました!
魚住さん ありがとうございました。
(2013年4月 TENTのオフィスにて)
コラボレーションバージョンできました
ULYSEES製の肉厚な皮タグと、ローズウッドやカリンなど特別な樹種を使った特別なディスプレイクリーナーができました。
詳しくはこちらからどうぞ
http://ulysses.jp/products/detail305.html
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