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OKAERI ROBOT

オカエリロボット は、帰宅した人をやさしくお迎えする人感センサー内蔵のLED 照明です。人が近づくと「ピポポツ」と控えめな音を出しながら、ゆっくりと目が光ります。首や手足の関節が動くので、好きな場所を照らしたりポーズをつけることもできます。インテリアのオブジェとして成立するクオリティは一点一点、家具職人の手作業によって実現されています。

price : ¥14,000- ( 税込み¥15,400-)
size : W83 × D40 × H138
material : ウォルナット/ ブナ

ゆっくり点灯するLED と、控えめなサウンド

人感センサーを使った照明は、埋め込み型をはじめ様々な種類があります。しかし、前触れも無く勝手に点灯するという機能は、見えない所から監視されているようで、ビックリすることもしばしば。オカエリロボットは「オカエリナサイ」という訪れた人を暖かく迎えるニュアンスを伝えるため、LED がゆっくりと時間をかけて点灯しながら、ピポポッという控えめな音を出す設計になっています。優しく独特なこの音を実現するために、音の開発には専門のサウンドデザイナーが参加しました。

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手作りの木工部品と精密な電子回路の自然な融合

味わいがありつつも高品質な外観は、静岡の家具工房FACTORY DEN の神野さんの手によって一部品ずつ丁寧にハンドメイドされています。また、内部に納まった電子回路は、マイコンのプログラムはもちろん、配線ケーブルや抵抗など、一つ一つを専用に設計しています。寸法のバラツキが出やすい天然の木材と精密に設計された電子回路を融合させるという高いハードルを越えるために、電子回路や機構の検討には専門のエンジニアが参加し、試行錯誤を繰り返すことで自然な融合を実現しました。

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木材一個、ネジ一本まで及ぶ、こだわりの集合体

一般的な量産品とは異なり、時が経つ程に味わいが増すようなプロダクトを作りたい。そんな考えから、足部品の勘合、関節部の構造はもちろん、LED や拡散板の選定など、部品一つ一つを選び抜いています。その中でも特にこだわったパーツは、背面のフタを留めている蝶ネジ。まるでゼンマイのような愛らしい形状を持ったこのネジは、真鍮でできているため、色に独特の深みが増していきます。使う人ごとに異なる、時が経つほどに変化していく熟成の過程をお楽しみいただくために、ぜひ長くご愛用ください。

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ロボ好きな方への贈り物に最適なパッケージ

オカエリロボットのパッケージには、梱包材と、専用の台紙がセットされています。台紙には電池を入れて起動するまでの動きをわかりやすく記した 「スタートガイド」と、ロボ好きな方にはたまらない、本体から引き出し線で示された各種機能説明文が記載されています。ただの説明書ではなく、本体を入れた状態で飾っておきたくなるようなパッケージを目指しました。

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OKAERI ROBOT ブナ

price : ¥14,000- ( 税込み¥15,120-)
size : W83 × D40 × H138
material : ブナ

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OKAERI ROBOT ウォルナット

price : ¥14,000- ( 税込み¥15,400-)
size : W83 × D40 × H138
material : ウォルナット

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TALK about ROBOT

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※このインタビューは2013年11月に行われたものです。

TENT 青木 治田 今日はよろしくお願いします。
twelvetone 角田さん よろしくお願いします。
青木 角田さんはパイプロイドやプレイデコなどインテリアに置かれるロボット的なモノという意味で「ロボの先輩」みたいなイメージがあるんですけど、そんな角田さんが考えているロボ観についてお話いただきたいなと。

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角田崇さん、恵理さん夫婦のユニット。商品アイデアやキャラクターの創造をコアに自社製品の製造販売、デザイン提供などを行っている。いわばクリエイターメーカーとして、TENTにとっては先輩であり、気持ち的には師匠でもある。
http://twelvetone.jp

角田さん なるほど。世の中には実際に役に立っている工業用ロボットってあるんですけど、僕らのイメージの中のロボットって、そうじゃないものが結構あるじゃないですか。手塚治虫的なものとか。「ロボットって永遠の夢じゃないですか」って言っていた人がいて。夢の世界のロボットっていうのは、もう終わりがないんですよね。「妖精」とかと同じように概念としてのロボットっていうジャンルがあって。

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パイプロイド

角田さんが株式会社コト在籍時に生み出した商品。紙製のパイプを切って組み立てると手のひらサイズのロボットが出来上がる工作キット。◆2009年グッドデザイン賞受賞 
http://piperoid.jp/

角田さん 中は機械で人間の言う事を聞くと。そして「自動で働きながらいつまでも主人の帰りを待ち続ける」みたいなちょっとした悲しみを抱えていたりする。たまに感情を持っていたりとかね。そういう意味ではオカエリロボットはまさにこのイメージそのものなんですけど(笑)。そんなありえないような設定をどんどん積み重ねている、文化としてのロボット。僕はそれを突き詰めているんです。

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プレイデコ

ノリもハサミも使わずに組み立てられる工作トイ。木でできたスケルトンと紙でできたテクスチャという画期的な構造そのものから、角田さんが全て開発した。 キャラクターそれぞれが独自のストーリーを持っている。
http://twelvetone.jp/contents/category/playdeco/

ーシンプルだけど身近に感じるモチーフ
青木
 twelvetoneさんの商品の中で言うと、ロボットかそうでないかの線引きはあるんですか?
角田さん パイプロイドを作った後に、自分でわざわざ競合を作る必要はないと思っていたので、プレイデコなんかは最初は人間をテーマに作っていたんです。でも結局の所、人間として作ったケンジとかが「このロボットカワイイですね」とか言われちゃったりとかして。まあ、もういいかなという気が(笑)
青木 なるほど、お客さんから言われ続けたからなのか、プレイデコ・グリーティング はロボットですね。

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プレイデコ・グリーティング

プレイデコ・グリーティング

CONGRARURATIOINS」や「THANK YOU」などの文字を外して組み立てるとロボットが出来上がるグリーティングカードです。メッセージカードが顔になります。
http://twelvetone.jp/contents/play-deco-greeting/

角田さん そうそう。もう自分の中でロボット解禁みたいな(笑)。実はロボットに絶対的なこだわりがあるということでは全然なくて、得意だからなんです。もともと、ゲームデザイナーとしてドットでキャラクターを作っていたというのもあるんですが、ありえないぐらいシンプルな要素で、でも感情がにじみ出てくるみたいな表現が好きで。パイプロイドでもプレイデコでも、まあドット絵でもそうですけど、要素をシンプルにしていくと、「自然な感じ」とはかけ離れていくじゃないですか。そういう領域で、身近に感じられるようなもの、キャラクター的な物を作ろうと思うとやっぱりロボットがしっくりくるんですよね。
青木 ロボットって、一緒に暮らした事あるわけでもないのに、何故か身近に感じてしまうんですね。
角田さん そう。ロボットだったら頭とれても腕とれてもええんやだとか。なんかみんなの共通認識ってあるじゃないですか。壊されたけどロボットだから修理すれば大丈夫とか。そういう所を上手く使いながらやってる感じですかね。

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ーオカエリロボットを初めて見せられた時
青木
 知り合ったときにはマジメなプロダクトを作っていたTENTが、ある日オカエリロボットを持ってtwelvetoneさんの家へ伺ったじゃないですか。そのときって、コノヤロウとか思いましたか?
角田さん いやいや!ロボットはみんなのもんです。そんな狭いものじゃないです。
青木 実はその時、かなりビクビクしてましたから。そもそも数年前にtwelvetoneさんに出会って、何度も話していないと、照明のアイデア出しの時に「ロボット案」は出ないですよね。たぶん「ロボット」というアイデアが出た事自体、twelvetoneさんと知り合ってたからだと思うんですよ。
角田さん いやいや、それ言ったら、逆に僕らも「もっとシュッとしたもの作ろうよ」っていうのはTENTさんの影響かもしれなかったりするので。新商品のプレイデコ・ワークヴィークルズは実用性にふってお洒落にしたわけですが、これも知らないうちにTENTさんから影響を受けていたと言えるかもしれない。アイデア自体は刺激のしあいで良いじゃないですかと。これからも。

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プレイデコ・ワークヴィークルズ

インテリアトイのプレイデコが、お洒落で実用的なデスクアイテムの世界にやってきた!2013年秋冬の新作です。小物入れ&ペン立て ダンプトラックメモ立て&ペン立て フォークリフトテープディスペンサー 消防車 の3種です。

青木 それを聞いてホッとしました(笑)
治田 これからも引き続き仲良くして下さい。今日はありがとうございました。
角田さん ありがとうございました。

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twelvetoneさんの最新作 YOKA 

twelvetoneさんは、2015年に「普段使いできるアウトドアアイテム」をテーマにした新しいブランドYOKAを立ち上げました。 プレイデコシリーズなどで蓄積した一枚の板から立体を作るノウハウを活かした、画期的な家具シリーズです。あまりにも素晴らしい出来なので TENTは2人とも、YOKAの家具を購入し、家族で愛用しています。
ぜひ一度ご覧ください。
http://yoka.co.jp/contents/

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※このインタビューは2014年8月に行われたものです。 

TENT青木
 オカエリロボット発売時は、ザリガニワークスさんと我々はまだ知り合う前でしたけど当時どう思われたんでしょうか。
ザリガニワークス武笠さん TENTの事はもちろん知っていたのでTENTの新商品として見てました。「あ〜またお洒落なの出しやがって。値段もお洒落やのう〜」って(笑)。だから僕はロボットとして、コレジャナイロボと並べては見ていなかったです。
ザリガニワークス坂本さん どこから突っ込んだらいいかわからないコメントだねそれは(笑)。そもそもコレジャナイロボはロボットなんですか?ってところだからね。むしろオカエリロボットの方がロボットなんですよ。僕は、ああ、ちゃんとした人はちゃんとした機能をつけてくるんだなあって思って。木もちゃんとしてるなって思ってました。でも武笠はちゃんとするの嫌いなんだよな、だからうちはこうなっちゃうのはしょうがないよって。

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写真左:武笠さん
写真右:坂本さん

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Zarigani Works

武笠太郎、坂本嘉種によるマルチクリエイティブ会社。「コレジャナイロボ」や「自爆ボタン」「土下座ストラップ」など、玩具の企画開発、デザインを軸にしながら、キャラクターデザイン、作詞作曲、ストーリー執筆等、ジャンルにとらわれないコンテンツ制作を広く展開。コレジャナイロボは2008年度グッドデザイン賞受賞。著書に「遊んでくらす コレジャナイ仕事術(パルコ出版)」。雑誌テレビブロス(東京ニュース通信社)にて「ザリガニワークスのスーパートイ工房」連載中。
http://www.zariganiworks.co.jp/

ー代表作があるからこその気まずさ
青木 ザリガニワークスさんは他にヒット商品沢山あるのにコレジャナイロボで語られがちですよね。
坂本さん ロボってことでキャラクター的な側面があるからモノづくり関係の中ではウチの看板っぽく見られてる所があるのかもね。大袈裟に言うと、マリオとかミッキーとかみたいな感じなのかも。
武笠さん でも認知度でいうとそんなことなくて。例えばパーティーとかで「ほら、あのコレジャナイロボを作った!」みたいな紹介してくれる人がよくいるんだけど、相手の方から「わたし知りません…すみません…」とか謝られてすごく気まずい空気になって申し訳ない事がよくあります。
治田 それは恐怖体験ですね(笑)

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ーみんなで遊んでいたら育って行った

治田 以前、ライセンスビジネスをはじめたくて会社を立ち上げたと聞いたんですけど、そういう意味ではコレジャナイロボの商品や世界観の広がりは狙ってやった感じなんですか?

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コレジャナイロボ

「欲しかったのはこれじゃなーい!」2001年に発売を開始した、がっかりさせることで子供に人生の真理を教える情操教育玩具。コレジャナイ感を保つ為に、現在でもどれだけ忙しくても武笠さんが手作りしている。写真右側が発売されているもの。左側のものはTENTへ贈呈されたスペシャルバージョンです!
◆2008年グッドデザイン賞受賞 

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コレジャナイロボ ソフビグレード

(株)メディコムトイから¥2500で発売された。オリジナルと見間違うほどのコレジャナイ感のソフビ。

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ソフビのパッケージ

プラモデルの箱のようなパッケージに、キャラクターや物語を説明する資料が同梱されている。コレジャナイロボのパイロットは愛野鉄拳。

坂本さん 狙いではないですね。ロボにキャラクター的な考え方があるって事にも最初は気づいていなくて本当にただ遊んでいたらできちゃったという。
武笠さん 最初はコレジャナイロボの手作り量産が大変だから、メディコムトイさんにソフビを作りませんか?って持ちかけたんです。
坂本さん そうやって作ったソフビ版だけど、結局手作りのオリジナル版とほぼ変わらない値段になっちゃって「じゃあオリジナルも欲しい」という事でむしろオリジナルの宣伝になって。また手作り量産が大変になってね(笑)。このソフビの時には色々な物語情報とか設定を入れたんです。外箱に「パイロットは同梱されていません」って言うだけのためにパイロットのキャラクターを新しく作ったりして。他にもコレジャナイロボのお話を書いていたらWebマガジンで連載することになったり、それを読んだ人から主題歌つくりませんかって言われて、僕がバイクで乗りながら適当に歌っていた歌が、なんと水木一郎さんが歌う主題歌になったりとか。みんなと悪ふざけしているうちに、勝手に育って行った感じなんです。

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「IT IS NOT THIS!コレジャナイロボ!」

歌:水木一郎
作詞・作曲:ザリガニワークス
現在、YouTubeで検索すればオリジナルアニメ付きで試聴することができます。

ーこれからの展望
武笠さん
 オカエリロボットとtwelvetoneのプレイデコを「あ!そういえばロボットだ!」って最近意識したんです。せっかくだから別々の世界のロボットが一堂に会するっていう「東映まんが祭り」みたいな夢を、なにか雑貨販売の現場でできたら楽しいんじゃないかなって思ってます。
坂本さん この並びでロボットを見たときに共通する屁理屈があるなと。例えば産業用ロボットとか搭乗型の援竜とかルンバとか。ああいうのが昔からのロボットの考え方だとして、今はコミュニケーションロボットっていうのがどんどん開発されていてどんどん生活に近づいている。そこでは動的な機能がだんだん問われなくなっていて、対こころのインターフェイスが進化している。そうすると雑貨ロボットと機械的なロボットとの垣根がどんどん無くなっているという風にもとれると思うんですよね。
治田 精神的な機能を果たすっていう意味では我々は意外と凄い所にいるんじゃないかという(笑)。
坂本さん もしかしたら、いろんなロボットたちは僕らの後ろを走っているのかもしれないね。
武笠さん その論調だとそういうことになりますけど、世間は全くそうは思わないと思いますよ。(一堂爆笑)

青木治田 ロボット同士で是非「まんが祭り」的共演を!今日はありがとうございました。
武笠さん坂本さん ありがとうございました!

(2014年8月ザリガニワークスの事務所にて)

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OKAERI ROBOT ブナ

price : ¥14,000- ( 税込み¥15,400-)
size : W83 × D40 × H138
material : ブナ

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OKAERI ROBOT ウォルナット

price : ¥14,000- ( 税込み¥15,400-)
size : W83 × D40 × H138
material : ウォルナット

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